【サーフ】理想のドラグ設定値のお話。調整しないと疲れるしバラシが多くなる。

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ドラグ。

 

1つ間違えれば危険なものです。

 

締めすぎると、ラインブレイクしちゃうし
緩めすぎると、体を持ってかれそうになる。

 

ドラグは悪いものです。

 

でもしっかり調整してあげれば
先ほどの問題は起こりにくくなります。

 

ドラグは自分のが鳴っていると興奮すると思いますが
他人が鳴らしていると、イライラすると思います。

 

この記事では、そんなドラグの
設定値ついての話です。

 

 

理想のドラグ設定値

 

理想のドラグ設定値っていうのは

 

一般的に言われている理想のドラグ設定値より
少し緩めに設定すること。

 

一般的にドラグ設定値は
ライン強度の3分の1にするといいと言われてます。

 

サーフではPE1号〜1.2号を使うので
そのPEラインの強度と魚の引きを考えると

 

サーフのドラグ設定は
2kgが理想と言われています。

 

ですので、2kgより
少し緩めに設定するってことですね。

 

2kgですから、1.6kg〜1.7kgの間。

 

なんで緩めに設定するのかというと

 

  • PEラインの強度が、MAX表記のものが多い
  • フッキングした際、意外とラインに負荷かかる
  • PEラインは、強いところと弱いところがある
  • ラインシステムの問題がある(結び目)

 

からです。

 

中でも、PEラインの強度が
MAX表記のものが多いを例に挙げてみます。

 

MAX表記は、何十回破断テストした中で
一番強かった数値を出します。

 

たとえば、PE1.2号で27ポンドの
ラインがあります。

 

その27ポンドっていう数値は
何十回のテストで一番強かった数値であり

 

他のテストでは、27ポンドより
下の数値が出た可能性が非常に高いということ。

 

1回目は27ポンド出たけど
2回目は20ポンドだったみたいなね。

 

じゃあ3回目は?4回目は?
16ポンドで切れているかもしれない。

 

だから少し緩めに設定しておくって感じ。

 

AVE表記(平均表記)だったら
2kgでもいいかもしれませんが

 

MAX表記だとねぇ〜っていう。

 

で、AVE表記のメーカーさんって少なく
だいたいはMAX表記のメーカーさんが多いです。

 

多分、今あなたが使っている
PEラインも、おそらくMAX表記のものだと思います。

 

2kgっていうのは、あくまでの目安であり

 

巻いているライン、そのラインの劣化度
あとは使っている竿によっても変わるので

 

2kgより少し緩めに設定しておくのがおすすめ。

 

かといって、緩すぎても問題がありますので
まあ、1.6kg〜1.7kgくらい。

 

フッキングしたとき
意外とラインに負荷が掛かっている

 

PEラインは強い部分、弱い部分もあるという
事実がありますので

 

いろんなことを踏まえて
緩めに設定しておくって感じです。

 

 

自分が思ってる以上にドラグは掛かってない

 

これは聞いたことがある方が
多いと思います。

 

でも、あえて言います。

 

自分が思ってる以上にドラグは掛かってない。

 

「これくらいかなぁ2kg」とか思ってても
実際は1.4kgしか掛かってないみたいな。

 

これ昔の僕です。(〃ω〃)

 

飛んだ思い込みです。

 

2kgだと思って、実際測ったら1.4kgというね。

 

一緒にするなって思うかもしれませんが
まあ、実際測ってみるといいと思います。

 

先ほど1.6kg〜1.7kgくらいってお伝えしましたが
実際は1.2kgくらいしか掛かってないとか

 

2kgくらいって思っていたのに
実際1.6kg〜1.7kgくらいになっていて

 

なんかちょうど良くなっていたとか。

 

冬なんかは、手が冷たいので
分かんないんです。

 

だからラインを引っ張るだけじゃなくて
スプールをチリチリ回して、確かめたりもしますね。

 

 

ドラグ緩いとフッキングできないは誤解

 

よくドラグ緩いと
「フッキングできないんじゃないか?」と

 

言う方がいます。

 

しかし、それは全然問題ないと思ってます。

 

あるようですけど。

 

フッキングした際、「ジッ」って
ドラグが出るくらいなら全然フッキングできます。(`・ω・´)

 

もちろん、親指と人差し指だけで
ラインを引っ張り、ドラグが出るくらいなら

 

フッキングできないかもしれませんが

 

そこでドラグを緩く設定する方はいないと
僕は思ってるので「ない」と言い切っときます。(`・ω・´)

 

フッキングした際
糸が出ない(ドラグが鳴らない)のが

 

理想と言いますが
「ジッ」っていうくらいならOK。

 

まあ、本当は出ない方がいいけれど
出たら、出たでいいって感じ。

 

 

ドラグ緩いの基準

 

「ドラグ緩くてもフッキングできる」とは
言ったものの、緩すぎはよろしくないです。

 

では緩すぎの判断基準は?

 

だいたい

 

魚掛かって、「ジャーー」って
ドラグが鳴るくらいだと緩すぎです。

 

このドラグ設定だと
多分ちゃんとフッキングできてないので

 

どこかで、フックアウトしてバラすか
ラインブレイクしてバラすか。

 

いくら、「ドラグ緩くてもフッキングできる」
とは言っても、さすがにこのドラグ設定ではっていう。

 

何事も加減があると言ったところでしょうか。

 

あと、リール(糸)巻いてるのに
ドラグ「ジィージィー」鳴ってるのも緩すぎです。

 

糸巻いているのか、出しているのか
分からないですからね。

 

これだと、なかなか魚が上がってこず
息だけ上がっちゃって、疲れちゃうので。

 

リール(糸)巻いてるのに
ドラグ鳴っているタイプは

 

上がらなくはないですが
疲れます。(筋肉も)

 

  • 魚掛かって「ジャーー」ってドラグが鳴る
  • リール巻いているのにドラグが鳴る

 

この2つの現象が起きたら
多分、ドラグ1.6kg〜1.7kgも掛かってないです。

 

ですので、少し締めた方が
疲れないし、ファイトが楽になると思います。

 

別になってはダメっていうわけじゃないですけどね
体の負担を考えてのことです。

 

特に大物は、小さい魚だったら
問題ないかもしれませんが。

 

 

疲れない、バレない大物のファイトの仕方

 

ドラグっていうのは、リールだけじゃなくて
竿でも調整することができます。

 

村岡昌憲プロは、こうおっしゃってます。

 

「ロッドは曲がれば曲がるほど
ドラグが強くなる性質があります」と。

 

僕はこの言葉を信じてます。

 

魚を掛けて、ロッドを立てれば
ロッドは曲がり、ドラグを強く掛けれる。

 

逆を言うと、ロッドを寝かせてあげれば
ドラグが弱くなる、ってことになると思います。

 

ですので、疲れない、バレない
大物とのファイトの仕方は

 

魚が引いているときは、ロッドを寝かせる
引いてないときは、ロッドを立てること。

 

もちろん、これは、リールの方のドラグを
しっかり掛けていることが前提になります。

 

ロッドを寝かせるっていうのは
真っ直ぐにするんじゃなくて

 

ややテンションがかかった状態で
もう送ってあげるようなイメージですね。

 

腰をちょっと落としてグゥーっと。

 

で、「あ、もういいかな」ってなったら
ロッドを立てて、竿曲げて、ドラグをかけ

 

グリングリングリンって巻いて寄せる。

 

また引き出したら、腰を少し落として
送ってあげる、その繰り返しですね。

 

魚が引いているのに、ロッドを立てたままにすると
引いている力+ドラグの力がかかる

 

かつ、そんな状態で
ロッドを立ててるポジションをキープするのって

 

疲れちゃうと思うんですよね。

 

腰とか腕とか、心拍とか。

 

大物がかかったとき
一回やってみるといいと思います。

 

目の前の大物が引いているのに、ロッド立てたままにしていると
腰と腕がきついと思います。笑

 

 

まとめ

 

ってことでサーフでの
ドラグ設定についての話でした。

 

最初は、1.6kg〜1.7kgと緩めに設定
あとは魚を掛けてからの話です。

一度測ってみましょう。

 

1.6kg〜1.7kgがどれくらいの強さか。

 

1.6kg〜1.7kgの強さを、体で覚えれば
釣行前にいちいち測り使って、測らなくても

 

よくなります。

 

緩かったら、締めればいいのです。

 

緩める方向で行くより、締める方向で行った方が
やりやすいんじゃないかなと思います。

 

それでは最後まで読んでいただき
ありがとうございました。