シマアジ釣りの仕掛け
必要道具 | 選び方 |
コマセカゴ | プラビシ ・ステンカン 60号〜100号 |
天秤 | 弓形天秤・ストレート天秤 腕の長さ40cm |
サルカン | 形状:スイベル型 号数:4号 |
ハリス | 素材:フロロカーボン 太さ・号数:4号〜8号 長さ:幹糸:2m〜3m 枝ス:25cm |
針 | ムツ針16号 1本針〜2本針 |
シマアジ釣りに使うタックル(竿やリール)は
コマセマダイ釣りで使うもので釣りできます。
ただ仕掛けだけが、マダイと違うので
今回紹介させていただきます。
もしシマアジ釣りに使うタックルを知りたい方は
下記の記事をご覧ください。
コマセカゴ
- 種類:プラビシ ステンカン
- 号数:60号〜100号
号数は、60号〜100号を使いますが
地域によって異なるので
予約のとき「コマセカゴ何号使いますか?」と
船長さんに聞いてみてください。
コマセカゴをまだお持ちでない方は
船長さんから聞いてから買った方が
損はないと思います。
種類は、プラビシ と ステンカンを使い
プラビシは、プラスチック製で
光の反射が少ないのが特徴。
なので、魚に警戒をさせにくい
コマセカゴになります。
一方でステンカンは、サニービシよりも
表面がツルツルしているので、水の抵抗が少なく
沈下速度が速い特徴があります。
沈下速度が速いと、プラビシよりも早く
コマセ(撒きエサ)を撒けるので
先に反応してもらえることがあります。
ちなみに僕は、プラビシを使用しています。
理由は、プラビシの方が
一度にコマセが大量に出てないと思ったからです。
コマセが大量に出てしまうと、コマセに魚がつくので
つけエサに反応せず、釣れないことがあります。
また一緒に乗ったお客さんのほとんどが
プラビシを使っていたのでプラビシを使っています。
ステンカンは、光の反射を抑える
マッドブラックを選びますが
正直、シルバーでも構いません。
理由は、もし隣の方が、シルバーのステンカンを
使っていた場合、自分がマッドブラックを使って
光の反射を抑え、警戒させないようにしてたのが
あまり意味をなさなくなってしまうからです。
天秤
- 形:弓形天秤・ストレート天秤
- 腕の長さ:40cm
を使います。
弓形天秤は、湾曲になっているため
掴みやすく、魚の取り込みがしやすいです。
一方でストレート天秤は
魚のアタリがダイレクトに伝わるので
弓型天秤と比べると
シマアジの叩くようなアタリを楽しむことができます。
どちらも、メリット、デメリットはあるため
実際使ってみて、好みの天秤を選んでみてください。
個人的には弓形天秤がおすすめです。
ヤマシタさんの弓形天秤(K天秤)は
弓形にしては、腕の太さが2mmと
他の弓形天秤と比べて、太く作られているのが特徴。
なので、他の天秤より
大物がかかっても破断しにくい、頼れる天秤です。
しかし付属のインタースナップが
勝手に開いてしまうことがあるので
強度が29kgぐらいのクロスロックスナップに
交換できる方は、交換を推奨します。
ストレート天秤は
太さが1.5mm以上のものを選びます。
理由は、シマアジの叩くようなアタリや引きに
天秤が耐えれるようにするためです。
1.5mm未満ですと、負荷が強すぎて
天秤が折れることがあります。
ストレート天秤に限った話ではありませんが
1.5mm以上のものを選ぶようにします。
サルカン
シマアジ釣りは、ハリス4号〜8号を使うので
サルカンは、4号を使います。
またシマアジは、10kg超えが釣れたり
カンパチやワラサ、マダイなど
他の大きな魚や引きが強い魚が
かかってきたりすることがあるので
しっかりと耐えれるように
4号を使います。
ハリス
- 素材:フロロカーボン
- 太さ・号数:4号〜8号
- 長さ:幹糸:2m〜3m 枝ス:25cm
を使います。
シマアジは、コマセ(エサ)を撒いたら
そのコマセに突進してくることが多いです。
そのため、できる限りコマセの近くに
つけエサを置いておきたいため
2m〜3mの短いハリスを使います。
6mや10mのハリスを使うと
コマセの方を先に食べてしまい
つけエサに食ってこなくなります。
続いて号数は、4号〜8号ですが
1kg前後の小さいシマアジが釣れている場合は
4号〜5号を用意します。
2kg以上のシマアジが釣れているのであれば
6号〜8号を用意します。
比較的、9月〜10月の釣期は小さいので
4号〜5号を用意して
2月〜4月の釣期は、大型が多いので
6号〜8号を用意することが多いです。
わからない場合は、船長さんに予約のとき
「仕掛け何号使いますか?」と
聞いてみるのがおすすめです。
おすすめのハリスとしては
サンラインさんのトルネードVハードになります。
このトルネードVハードの唯一の欠点が
100m巻きで3000円くらいと
値段が高いこと。(2023/10/18時点)
同じ4号でも、1000円ちょっとで
買えるので2000円も高いです。
しかし、1000円で買えるハリスより
強く、そして何よりヨレが少ない。
なので、絡むことを少なくしてくれますし
仕掛けも結びやすくしてくれます。
10kgのオオカミサイズがかかっても
頼れるハリスが、トルネードVハードになります。
もちろん、高級ハリスなので
出費を抑えたい方は、1000円ちょっとで買える
船ハリスがおすすめです。
針
- 種類:ムツ針
- 号数:16号
ムツ針は、ねむり針になっていて
針先がちょっと曲がっており
かかった魚がバラしにくいのが特徴です。
特にシマアジは、口が柔らかく
他の魚と比べて、バラしやすいため
このねむり針を使うことで
バラしが多いシマアジの確保をしやすくできます。
ムツ針には、金と赤がありますが
シマアジには、金を使います。
理由は、金と赤で少し形が違うからです。
金の方が少し針の軸が短く、赤の方が長いので
金の方が針先の角度が大きく、バラシが少ないです。
針先の角度が大きい分
フッキングを思い切りやらないといけませんが
シマアジ釣りにおいて、思いっきりフッキングすると
口が柔らかいため、すぐバレます。
なので、バラシを少なくする点
思い切りフッキングをしなくてもいい点で
金の針を使います。
市販品を使う
もし、「自分で仕掛け作るのが難しい」
「自分で仕掛けを作るのがめんどくさい」という場合は
市販品を使っても大丈夫です。
市販品も自分で作るときと同様に
- ハリス:8号
- 長さ:2m〜3m
- 針:16号
の仕掛けを基準にして選んでみてください。
また船長さんから買うという選択肢もあります。
個人的には、船長さんから買った方が
不安も少ないですし、確実だと思うので
船長さんから買うことをおすすめします。
我々シマアジは、小・中型でも
結構引くので、仕掛けの結節部分は
編み込んで補強しておいてください。
できれば枝スは、親子サルカンを使わず
三方編み込みで作るのがおすすめです。
まとめ
仕掛けの類は
必ず予備を持っていってください。
目安として、コマセカゴと天秤は2個
仕掛けは5個持っていくと安心です。
何者かに仕掛けを
切られていることがあるので
予備は持っていくようにしましょう。
シマアジ釣りは、バラしが多く
釣り人にとっても船長さんにとっても
難しく苦戦する釣りになります。
なので、先ほども書いたように
針先がちょっと曲がっているネムリ針を使用して
仕掛けを工夫したり
魚(シマアジ)がかかったら
合わせずに、ゆっくり巻いていくなどをすると
バラしにくくなるので、ぜひ試してみてください。
我々シマアジを釣りたいのなら
仕掛けの工夫と
ゆっくりとした確実な合わせを
シマアジ釣りに使う竿やリールなどは
「コマセマダイ必要道具の選び方とおすすめ道具」から
クーラーボックスやライフジャケットは
「釣り道具以外に欲しい道具とその選び方」から
ご覧ください。