こんにちは!
この記事では、サーフ用リールの選び方について
詳しくお伝えします。
釣りにおいてリールは、竿と並ぶ重要な相棒。
サトシとピカチュウのような関係。
市場にはたくさんのリールがあり
そして、メーカーから次々と新製品が発表されています。
この記事を読んでいただければ、リールを選ぶとき
どういうものを選んでいけばいいのかがわかりますので
最後まで読んでいってください。
メーカーの選び方・特徴
リールを選ぶにあたり、メーカー選びは非常に重要。
主に、シマノさんとダイワさんになり
それぞれリールの特徴が違うのでご紹介します。
シマノさん
シマノさんのリールというと
- ストラディック
- ツインパワー
- ステラ
が有名どころでしょう。
それぞれのシマノさんのリールは
一言でまとめると、ものがいいです。
元々シマノさんは、釣具の会社ではなく
ギア関連(自転車)の会社なので
ギアの良さがリールの性能に関わってくる部分は
特に良いです。
たとえばパワーやドラグ性能は
シマノさんの方が優秀な感じがしますね。
ドラグは滑らかですし
10kgのブリがかかっても水面を滑るように上がってきます。
巻いている感覚としては、巻き出しが重たく
その後軽くなる特徴があります。
6段ギアで平らな道を自転車で漕いでいる感覚に近いです。
だから一定の速度で巻く
ミノーの釣り、バイブレーションでの釣りに最適。
なので自分、ミノーとかバイブレーションとかが主力なんです
という場合は、シマノさんのリールがおすすめかな。
全体的に価格がやや高めですが
高品質な素材と高い性能、耐久性を兼ね備えているのが
シマノさんのリールの特徴です。
ダイワさん
ダイワさんのリールは
- カルディア
- セルテート
- ソルティガ
がサーフでは使いどころでしょう。
それぞれのダイワさんのリールは
めちゃ使いやすい特徴があります。
リールの総重量が比較的重たいのに
竿を振っているときは、なぜか軽く感じること。
その特徴によって、竿が振りやすく
2時間とか3時間、4時間投げ続けても疲れにくい。
巻いている感覚としては
巻き出しから軽いといった感じですかね。
1段、2段ギアで、自転車を漕いでいる感覚。
だからストップ&ゴーを多用する方や
メタルジグを頻繁に使う方に最適だと思います。
自転車の6段ギアで信号を止まったり走ったりを繰り返すと
疲れると思いますが
1段ギアで止まったり走ったりしても、疲れないと思います。
それと似ていて、ダイワさんのリールなら巻き出しから軽いので
止めたり、巻いたりを繰り返しても疲れないし、やりやすい。
比較的安価なモデルが多く、コストパフォーマンスに優れているのが
ダイワさんのリールの特徴です。
番手の選び方・特徴
サーフで使うリールの番手は
主に4000番と5000番を使います。
で、結論からお伝えしますと
サーフの釣りは4000番がちょうどいいです。
とはいっても、5000番がダメというわけではないので
その理由についてもご紹介します。
4000番
4000番のリールは
- スプール径が小さい
- 重量が軽い
- 価格が安い
です。
基本的にリールの番手は、数字が大きくなればなるほど
全体的なサイズも大きくなります。
サイズが大きくなることは、重量も重たくなりますし
価格も高くなります。
4000番は、5000番よりも小さくなるので
重量も軽く、価格も安いです。
で、考えて欲しいのが
リールって竿につけるものですよね?
サーフで使う竿は、10フィートという割と長い竿を使うので
その長い竿に重たいリールなんてつけたら
疲れると思いませんか?
あるいは投げ続けれると思いますか?
サーフではキャスト時間の方が長く、そして
いかに魚が釣れるまで投げ続けれるかがポイントになるので
そう考えると、4000番の方がおすすめなのです。
とりあえず番手がわからない方や
細かいことなんて気にしない、という方は
4000番を使いましょう。
というと5000番はダメなのか?と思われがちですが
最初にお伝えしたように、そうではないのです。
その理由をご紹介します。
5000番
5000番がダメじゃない理由は
スプール径が大きいことにあります。
スプール径が大きいことで
4000番と比べると、やや飛びます。
ライン放出時の抵抗が小さくなるからです。
たとえば同じ20ストラディックの
4000番、5000番を軽く比べてみると
番手 | 4000番 | 5000番 |
スプール径mm/ストローク | 52/19 |
54/19 |
重量(g) | 300 | 440 |
といった感じで
5000番の方が2mm大きいわけです。
ラインが少しでも、たくさん出た方が飛びますよね?
スプール径が大きいとライン放出時に抵抗になり
飛距離のロスに繋がります。
飛距離が大事なサーフでは、痛手です。
やや程度ですが、少しでも遠くに飛ばした方がいいのでね。
みんなが叩いていないポイントまで
攻めれる可能性がありますから。
そう考えると、4000番よりも飛ぶ
5000番もダメではないでしょう。
なので5000番は
みんなより遠くに飛ばしたい方や
遠くに飛ばすのが気持ちいいと感じる方
もう、とにかく遠投性を重要視している方に
おすすめかなと思います。
番外:3000番
気軽に楽しめるサーフ釣りは
お子さんを連れて一緒にサーフをやる姿が見受けられます。
もし、お子さんと一緒にサーフ釣りを楽しむのであれば
リールは3000番を選びます。
理由は、4000番とか5000番だと
お子さんにとって、リールが重たすぎるからです。
あと使う竿が、比較的短めで
4000番とか5000番をつけるとバランスが悪くなり
疲れちゃったりとか、投げづらかったりします。
3000番でも60くらいのシーバスやヒラメ等は上がるので
心配ご無用です。
ギア比
サーフで使うリールのギア比については
ハイギア、エキストラハイギアを使います。
シマノさんのリールなら、ハイギアは「HG」と
エキストラハイギアなら「XG」と表記されており
ダイワさんの場合は、ハイギアが「H」
エキストラハイギアなら「XH」と表記されています。
ハイギアとエキストラハイギア、どちらでも構いませんが
迷ったときはエキストラハイギアがおすすめです。
XG(エキストラハイギア)
まずエキストラハイギアは糸ふけ回収が素早くできる
これは、どこかで聞いたことがあると思います。
エキストラハイギアは、ハンドル1回転あたりの巻き取り量が多いから
ハイギアよりも速くラインを巻き取ることができる。と。
だから疲れないとも聞いたことがあると思います。
ただ、もう1つあります。
それが波打ち際での魚とのやり取りとか
操作性のメリットです。
サーフ釣りでは、ドラグを調整したりする場面が多くあるゆえ
波打ち際でラインが弛みやすくバレやすいです。
エキストラハイギアは巻き取り速度が速いため
波に押されてラインがたるむのを防ぎやすくバレにくい。
あとエキストラハイギアは最大のギア比で
その上が、今のところありません。
ハイギア(HG・H)も巻き取り速度は早いですが
エキストラハイギア(XG・XH)はもっと早いです。
で、糸ふけ回収がもっと早くて困ることは
サーフ釣りに関してはないと思うので
エキストラハイギアがおすすめなのです。
じゃあハイギアはダメ?というと
番手のように、そうではないんです。
ハイギアの方がおすすめな人がいるのでご紹介します。
HG・H(ハイギア)
ハイギアがおすすめな方は
ハイギアリールの巻き取り速度に慣れてしまった方です。
サーフの釣りをやる前に
他の釣りをやってきたのではないでしょうか?
バス釣り、ナマズ釣り、渓流トラウトなど。
こういった他の釣りでハイギアリールを使ってきた方は
サーフでもハイギアリールを使うのがおすすめです。
やはりハイギアとエキストラハイギアでは
若干巻き取り速度が違います。
大雑把にいうと、ハイギアの方がちょっと速め
エキストラハイギアの方がゆっくり巻きます。
今までハイギアリールを使ってて
身体に巻きテンポが染み付いちゃった方が
エキストラハイギアを使うとどうなると思いますか?
おそらく巻きすぎてしまうと思うんですよね。
だから、エキストラハイギアがいいといったところで
ハイギアリールの巻きテンポが染みついた方は
無理にエキストラハイギアに変える必要はありません。
ハイギアリールの巻きテンポの感覚はそのままにして
使ってあげた方が
おそらく釣りがしやすいだろうし
結果、釣果に繋げれると思う。
自分に合ったリールを選ぶ方が
重要だと思います。
ハンドルノブの選び方
リールのハンドルノブは、釣りにおける重要なパーツ。
ハンドルノブは、純正から付け替えることができます。
素材や形状によって、使い心地や操作性が大きく異なり
釣果に影響を与える可能性があります。
素材
ハンドルノブの素材は
主にEVA、アルミの2種類があります。
EVA
- 滑りにくい
- 比較的安価
- ルアーの泳いでいる感覚がわからない
2.アルミ
- 重厚感のある見た目
- 耐久性が高い
- ルアーの泳いでいる感覚がわかりやすい。
といった特徴があります。
プラスチックは、EVAにちょっと似たところがあるので省略。
このEVAとアルミの大きな違いは感度です。
たとえばEVAのハンドルノブだと、衝撃を吸収してしまい
ルアーのブルブル感だったり
底を引きずっているようなゴツゴツ感が伝わりにくい。
アルミであれば、そのブルブル感やゴツゴツ感が
わかりやすく、どのくらいルアーが泳いでいるのかがはっきりわかる。
ルアーが泳ぎすぎてしまっても釣れないし
泳がなすぎても釣れないので
ルアーがどれくらい泳いでいるのかがわかるだけで
釣果に大きなメリットをもたらします。
形状
形状ハンドルノブの形状は
主に丸型とT字型の2種類があります。
丸型
- 握りやすく、力が入る
- 長時間使用しても疲れにくい
- ルアーの泳ぎや潮の流れを感知しにくい
T字型
- 握りにくい
- ルアーの泳ぎや潮の流れを感知しやすい
といった特徴があります。
サーフでは、丸型がおすすめかな。
長時間使用しても疲れにくい点と
握りやすく力が入りやすい点で。
大物も釣れる可能性は十分にあるので
丸型の方が有利だと思います。
最終的に好みになるけど、筆者の場合は
丸型ハンドルが好みなので丸型ハンドルしか使わない。
新しいリールを買うときも
丸型かな?と確認してから買うようにしています。
付け替えてもいいけれど、筆者は余分にものを増やしたくないので
最初から、丸型ハンドルが純正で付いているものを買う。
なので、あまりものを増やしたくないよ!という方は
ハンドル形状の好みを知って
もうそれしか買わないみたいなことをするのが
いいかもしれませんね。(^^)
自分の釣りに余裕が出てきてからでもいいので
自分に合った、釣りにあったハンドルノブを選んでみてください。
高いリールを選ぶ必要はまずない
リールを選ぶ際、高価なやつの方がいいのか?とか
どの機種を買おうかなどと、悩むことがあると思います。
しかしサーフ釣りに関しては
高いリールは買う必要は、まずないと思います。
理由は筆者なりの考えですが、高価格のリールと、中価格のリールは
性能に違いを感じられないかもしれない。
だけど長持ち度合いが違うのは後々感じられるからです。
カツオとかマグロとかGTなど
塩分濃度が濃い場所で釣りをすると
中価格のリールは、時より水をかけながらやらないと
錆びるし、腐食が早くなります。
でもサーフって河川の水が入っているので
そんなに塩分濃度高くないと思うんですよね。
操作性の面では、正直あんま変わらない。
長持ち度合い、不具合のなさは、さすが高価なリール!
10万円もするリールだな!と感じることがあるけど。
なので結局、自分の予算の問題なのかなと思います。
ただサーフの釣りであれば、別に高価なリールを使わなくても
中価格帯のリールで十分遊べることだけは
覚えていただきたいと思います。
「良いリール=高価なリール」とは限りませんから。
まとめ
リールは、竿とかよりも
はるかに重要な要素であり、優先的に良いものを買うもの。
このブログ記事が、あなたのリール選びの役に立てば幸いです。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。